10月5日(土)に開催する「川崎市制記念多摩川花火大会」に向け、川崎市がふるさと納税の枠組みを使った「ガバメントクラウドファンディング(GCF)」を実施中だ。
GCFは自治体が抱える問題解決のため、ふるさと納税の「使い道」の部分を具体的な事業として提示し、共感者から寄付を募る財源調達のしくみ。市は9月28日(土)まで実施し、目標金額100万円を目指すという。寄付した金額に応じて、花火大会の中でメッセージを読み上げるなどの「お礼」が用意されている。
市制100周年の今年、例年より約4千発多い計約1万発の花火を上げる予定。大会運営費として2024年度予算に1億7千万円を計上しているが、人件費や物価高騰の影響などから不足する危惧もあり、「補完的な財源として運営全般に使わせていただきたい」(市担当者)という。
市内の子どもたちから公募するイラストを花火にする「子どもイラスト花火」や、短冊に書いたメッセージを花火玉と共に打ち上げる「メッセージ打ち上げ花火」など、市民参加型の企画も準備中。市の担当者は「有料観覧席などと同様の位置づけ。新しい市民参加の形と考えてもらえたら」と話している。詳細は二次元コード。
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