「モペット」と呼ばれるペダル付き原動機付き自転車の利用が増えつつある中、中原警察署などは無免許運転への警戒を強めている。
川崎臨港署管内では7月24日、50代の会社員女性が道路交通法違反(無免許運転)と無保険車運行で書類送検された。昨年7月の道交法改正以降、神奈川県内では初の摘発だ。
「歩道をものすごいスピードで走行する自転車がある。取り締まることはできないか」との相談が同署に寄せられたことが発端。その後、女性は「免許が必要と知らなかった」と供述したという。
モペットは道路交通法で「原付」に区分され、免許が必要な上、ヘルメットの着用やナンバープレートの設置が義務付けられている。ペダルをこいでも原付扱いとなる。同署によると、今回摘発されたモペットの最高速度は時速25Kmほどになるという。ビーチクルーザータイプのモペットもあり、若者を中心に利用が増えているという。
同署は「免許が必要だと知らなかった、というのは通用しない。責任は運転する側にある。自分が乗る車両がどれに該当するのか、確認してもらいたい」と呼び掛ける。
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