区内で最大級となる夏祭り「なかはらコアまつり」が8月24日、武蔵小杉駅前のこすぎコアパークや隣接する市道を会場に行われた。主催は中原区における川崎市市制100周年記念イベント実行委員会。
駅前の特別ステージでは市内で活躍するご当地アイドルやダンスグループ、ハワイアンなどの団体が、音楽やパフォーマンスで会場を盛り上げた。メイン企画「100人でいろいろねいろ」は音楽を通じて共生社会への理解につなげることを目的にした音楽ライブとして、「ドラミングハイ!」のメンバーと公募で集まった約30人が当日来場した参加者と一緒に100人の大合奏を披露。サウスパークでは、記念アート作品として中原区が好きなるきっかけをつくる100個のキューブを積み上げて「なかはらみらいキューブ100」の制作も。最後は駅前の道路を広く使い、曲と太鼓に合わせて盆踊りが行われた。
実行委員長の川島邦博さん(74)は「多くの人が参加し、地域のにぎわいを演出できた。イベントが成功できたのは実行委員がここまで準備し、裏方で支えてくれているボランティアの人たちのおかげ」と感謝した。
メディア体験も
区内の情報を届けているテレビ、ラジオ、新聞で構成される「なかはらメディアネットワーク」は、メディア体験企画を実施。児童らがテレビやラジオレポーターになって、イベント会場で取材の仕事を体験した。
タウンニュースの記者体験をした一瀬葵さん(上丸子小5年)と丹羽優月さん(井田小4年)は、飲料販売の天然素材蔵、ごみ分別を推進するエコファクトリーのブースを取材し、川島実行委員長へインタビューを実施。一瀬さんは「人に質問するのは難しかったけど、丁寧に答えてくれてうれしかった」と話し、丹羽さんは「話を聞いて、中原区をみんなで盛り上げようとしていることが伝わってきた」と感想を述べた。
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