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中原区版 公開:2024年9月6日 エリアトップへ

(公財)川崎市国際交流協会の会長に就任した 舩山 範雄さん 木月祗園町在勤 67歳

公開:2024年9月6日

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舩山 範雄さん

多文化共生の川崎目指し

 ○…「新たな挑戦にわくわくしている」。6月の定時評議員会で選任され、6年務めた前会長の後任として新しい会長に就任した。同協会が公益財団法人となってから4代目。「地域のみなさんと川崎に暮らす外国人たちの交流活動を推進し、川崎市の多文化共生社会の実現に向けて力を注ぎたい」と思いを込める。まずは、海外の姉妹都市との関係を生かしながら、若者レベルの国際化を後押したい考えだ。

 ○…横浜市に生まれ、大学卒業後は銀行に就職。ニューヨークや香港など海外の支店に長く赴任した。「学生時代に留学も経験したが、仕事で多くの外国人と関わるようになって多文化というものを肌で感じた」。銀行を退職後、地方公共団体の国際化推進を目的とした自治体国際化協会に勤務。総務省や外務省等と連携し、語学指導などを行う外国の青年の招致事業などを行った。「こうした実績を買われ、国際交流協会の会長に推薦されたんじゃないかな」

 ○…二人の娘は成人し、現在は妻と14年前に保護した柴犬と暮らす。愛犬との散歩は毎日欠かさない日課の一つだ。仕事の合間の息抜きは、趣味のゴルフやジムで汗を流すこと。時間があるときはラグビー観戦にも出掛ける。「ラグビーは国際色豊かなスポーツ。いろいろな人種でワンチームをつくり、同じ目的に向かうところは多文化共生を体現しているようにも思える」

 ○…父が日本鋼管(現JFEスチール)に勤めていたこともあって、川崎は馴染みの地。子どもの頃は川崎球場へ出掛けた思い出もある。「あのときとは随分と街が変わり、明るくにぎやかになった印象」。川崎市が国際化を図るために「多様性の中から新しいイノベーションが生まれる」という信念を貫き通す。

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