意見広告・議会報告
市政レポートNo.17 台風7号、10号に伴い避難所を開設 みらい川崎市議会議員団 高橋みさと
8月は台風7号と台風10号という大きな2つの台風が日本を直撃し、川崎市も避難所を開設するなどの対応を迫られました。気候変動により台風の規模も大きくなり、日本に上陸する頻度も高くなっています。9、10月も台風の接近数が平年より多いとの予測もあります。今回の避難所開設から見える課題をご報告します。
台風7号への対応
台風7号では、土砂災害・洪水等の可能性が8月16日未明から予想されたため、安全に避難できるよう、15日の夕方から市内全域に高齢者等避難情報が発令され、中原区でも15日18時から16日18時40分まで全ての避難所が開設されました。
私は、15日の夜に中原区内の避難所数カ所を訪問しました。避難所によっては、「門に掲げてある『避難所』の幕や校内の案内表示が非常に見づらい」「建物入口から遠い門しか開いていない」「足元が悪い経路が案内されている」等の状況が見受けられました。
お年寄りや体の不自由な方等が対象の「高齢者等避難」が発令されているにもかかわらず、このような状況は見過ごせません。
また、15日は、学校が完全に閉まっている学校閉庁日だったため、校舎を開錠するのに手間取る学校もあったようです。
台風10号への対応
台風10号に伴う大雨では、予想以上の降雨によって、8月30日6時45分に県及び気象台から土砂災害警戒情報が発表されました。川崎市では、土砂災害警戒区域に避難情報が発令され、対象地域に避難所が開設されました。中原区では井田小学校が該当しました。
その日は、月曜日で夏休みも終わっていました。急遽、避難所が開設される中で学校現場も対応を迫られたため、一部児童が登校を始めた後に臨時休校が保護者に通知されるといった混乱がありました。授業がある日の避難所開設の課題が浮き彫りになりました。
会派の代表質問
所属するみらい会派が行った9月11日の代表質問では、避難所の課題に加えて、かわさき防災アプリ上の緊急情報の見づらさ等を指摘し、改善を求めました。川崎市の危機管理本部からは、避難所運営マニュアルの見直し、案内表示の充実、防災アプリの表示改善等の答弁がありました。まだまだ残された課題もありますので、引き続き改善に取り組んで参ります。
代表質問は、川崎市議会録画中継でも視聴することができます。
立憲民主党中原区支部・高橋みさと
川崎市中原区
takahashimisato3310@gmail.com
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1月10日