市政報告vol.107 決算議会9月議会を振り返って 川崎市議会議員 末永 直
去る9月2日から始まった令和6年第3回川崎市議会定例会(9月議会)が本日10月11日、閉会致します。
まず、9月11日の自民党会派による代表質問(質問者/各務雅彦議員)で明らかになった内容を抽出して御報告致します。
財政について
令和5年度一般会計決算の歳入8632億円、歳出8526億円。実質収支額43億円となりました。国庫支出金の令和6年度以降の積算見込額を除いた実質収支額は2億円程度。市税収入は2年連続で過去最高となり、結果として減債基金からの新規借入を行わず、8年ぶりに過去の借入金を10億円返済できたことはよかったと思います。
しかしながら、財政局長によると、来年度の予算編成においては、49億円の収支不足が見込まれるとのことで、依然厳しい状況にあります。
学校給食費の値上げ
物価高騰に伴い、給食の質を維持するため1食あたり小学校で50円程度、中学校で60円程度値上げせざるを得ない状況にあることがわかりました。今議会で補正予算を組み、物価高騰にとりあえずの対応をする予定ですが今後は厳しい状況にあることを実感します。
台風7号の避難状況等
8月15日、開設された市内全177避難所のうち中原区は30カ所7人の方が避難されました。夏場のため冷房のある特別教室等を使用するなどの対応を行ったとのことですが、もし夏場に大規模災害が生じ、多数の方が避難せざるを得ない場合、特別教室は溢れかえってしまいます。空調設備のない体育館だと果たしてどうするのでしょうか。避難所となる全体育館に空調設備が整備されることを求めます。
次に、9月議会は決算議会なので決算審査特別委員会が開設され、私は総務分科会の会長として審議をとりまとめ、議場で報告させていただきました。
決算の総括質疑を10月4日、行いました(自民党代表質問者/山田瑛理議員)。
学校校庭のバスケットゴール未設置校
中原区内の19校のうち、バスケットゴールを設置していない学校は11校もあることがわかりました。今年度、上丸子小学校で2つほど導入されましたが、ブレイブサンダースが寄贈した移動式のもののみです。校庭開放プロジェクトでバスケットボールをしたいとの声が多く寄せられているとのことです。早急に設置校を増やすべきだと考えます。
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11月15日