区内在住の吉田文一郎さんの「吉田東霞百歳の書展」が10月8日から6日間、元住吉アートフラッツで開催され、多くの人が足を運んだ。
吉田さんは6歳から書道を習い始め、戦時中は出兵を経験。戦後はサラリーマンとして働くかたわら、書の団体に所属。定年を迎えた後も、書を学び続けてきた。
今回、100歳になることを記念し行われた同展。今回が19回目で、1984年から2年に1度行われている、40年前に自身で立ち上げた書の団体「柯の会」の作品展と同時開催された。
当日は吉田さんの作品31点が展示された。全て異なった書体で書かれ、竹筆で書いたものや陶器に文字を掘って入れたものなど、多種多様な作品が並んだ。
展示会に訪れた平林勤さんは「書体の種類が幅広く、奥深い作品が多い」と語った。吉田さんは「1年かけて展覧会の準備をしてきた。多くの方々に足を運んでいただいてうれしい」と笑顔を見せた。
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