宮内中・陸上競技部の橋本優真さん(3年)が、今年の夏に福井県で行われた全日本中学校陸上競技選手権大会の男子200mで優勝した。
市や県大会では1位になれず、全国大会でつかんだ初の栄冠。橋本さんは「自分が一番驚いた」と言うが、追い風参考記録ながら21秒52という自己記録を大きく更新しての勝利に笑顔を見せた。「決勝レースは緊張しないで臨め、行ける予感がした」。苦手なスタートが決まり、得意の後半の走りにつなげたことを勝因にあげる。
幼稚園からサッカーをはじめ、小5で陸上に転向。中2のときに全国標準記録を突破したことを機に、本格的に200mに取り組んだ。身長180cmの恵まれた体格と、陸上にかけるひたむきさは誰もが認める。顧問の畑智明教諭は「自分で練習メニューを考え、懸命に取り組んでいる。全国大会でも他の選手を参考に成長しようとする姿勢が素晴らしい」と評する。
橋本さんは、競技をする上で大切にしていることがあるという。「困ったときは迷わず助言を求める。いろいろな人の意見を聞くことで、選手として成長できたら」。次の目標は「高校へ行っても陸上を続け、インターハイに出場すること」と力強く宣言した。
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