区内上小田中在住の井上直紀さん(39)が9月、京都市で行われた全日本マスターズ陸上競技選手権大会に出場し、35歳以上40歳未満の部のやり投げ、ハンマー投げの2種目で優勝した。
市内の中学校で教員、陸上部の顧問を務めている井上さん。中学から陸上競技を始め、大学まで短距離や跳躍と共に投てき種目に出場し続けてきた。卒業後、小学校教員になり、30代前半まで実業団の大会にも参加。36歳で初めてマスターズに挑戦し、昨年、やり投げと砲丸投げで全国大会に出場。やり投げで2位入賞を果たした。今年、神奈川県大会のやり投げで県の新記録を樹立し、全国大会に臨んだ。
「投てき種目は瞬発的に力を出すので、けがのリスクが高く、続ける人が少ない」と井上さん。今大会も、同部門でやり投げは5人、ハンマー投げは3人がエントリー。そこで2冠を達成した。「けがなく継続して練習できたことがすべて。ここまでやってくることができて良かった」と結果を喜ぶ。
投てき種目はいかに道具に力を伝えるか。その技術を探求するのが魅力だという。中学生の指導を続けながら、「来年は40歳以上のカテゴリーで日本記録に挑戦したい」と目標を語った。
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