水泳とランニング、射撃を行ってタイムを競う「近代三種」。同競技の世界選手権が10月にエジプトで行われ、西中原中学校2年の志村佳祐さんがU-15の個人種目で銅メダルを獲得。団体戦でも銀メダルを獲得した。
志村さんは昨年の10月に国内で行われた大会で2位に入賞し、強化合宿へ参加。さらにそこから選考会を経て、日本代表に選出された。「世界選手権ではランニングと水泳で、前回の大会の課題を克服できてよかった」と大会を振り返る。
自らの意志で挑戦
志村さんが近代三種に出合ったのは幼稚園児の頃。フェンシングの選手だった母・しおりさんに連れられて観戦し、射撃の格好良さに惹かれた。「これやりたい」と目を輝かせる志村さんの意志を尊重し、最初は水泳を習わせることに決めた。そこから他の競技も練習を積み重ね、小学4年の時には全国3位に。小学6年のときには、ポルトガルで行われた世界選手権大会で4位入賞を果たすほどの実力をつけた。
今大会では、体力向上に向けて、陸上クラブに所属し、練習を続けた。3種目もある過酷な練習の中でも、「いろんな競技を練習できて飽きなくて楽しい」と競技の魅力を語る。現在も毎朝練習をしてから学校に向かい、放課後も各競技の練習に励む。
12月に行われるトライアスレグアテマラ世界選手権大会では、オブスタクルスポーツ(障害物レース)も加わった、近代四種に挑戦。練習場所が少ないため近所の公園のうんていを使うなど、工夫を重ねている。志村さんは大会の目標について、「メダルを取りたい」と力を込める。
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