市政報告vol.108 要望実現!石川記念武道館の空調設備工事に着手 川崎市議会議員 末永 直
「礼っ!」。柔道着を着た子ども達がそれぞれに組み合い、技をかけんとする。膠着状態がしばし続くかと思いきや、バンっと畳を叩く音が響く。受け身の音。背負い投げが決まったか。汗が畳にしたたり落ちる。
とある日常の石川記念武道館柔道場における光景です。私はこの柔道場で生まれて初めて巴投げを受けました。想像以上にダメージを受けたことを今でも思い出します。
武道館は幸区にあるので武道をされていない中原区民の方には馴染みがないかもしれません。武道館は昭和52年1月に開設し、年間約4万5千人が利用しています。築47年が経過していることから、老朽化対策が課題となっています。猛暑に対する対応として空調設備を求める声が高まってきており、私は川崎市柔道協会から強い御意見をいただきました。
2年前の市政報告vol.86で「この猛暑の中、空調設備がないスポーツ施設がある『スポーツのまち・かわさき』」として皮肉たっぷりに6月28日の一般質問について書きました。石川記念武道館に空調設備を早期に設置するよう要望しました。
この課題を私一人のイチ議員のものではなく広く自民党会派としての課題にすべく、代表質問でとりあげました。結果、今年度には、約1億9千万円の予算が計上され、11月1日より工事に着手しました。空調設備は柔道場や剣道場のほか、男女更衣室にも設置される予定です。バリアフリー対応工事や老朽設備も更新されます。工事が完了するまで不便になろうかと思いますが、しばしお待ちください。
これですべての区のスポーツセンターに空調設備が設置されることとなりました。10月30日の市長への中原区議団要望で市長に要望しましたが、学校体育館にも空調設備の設置は急務です。引き続き市民の声を反映できるよう取り組んでまいります。
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11月15日