中原区選出の川崎市議会議員団は10月31日、2025年度の市の予算編成に関する33項目の要望書を福田紀彦市長に手渡した。
市議団を代表して市長のもとを訪れたのは、末永直氏(自民)、井土清貴氏(みらい)、川島雅裕氏(公明)、市古次郎氏(共産)、重冨達也氏(維新)、三浦恵美氏(無所属)の6人。
今回要望した33項目は、前年度からの継続となる32項目に加え、「大人の自転車マナーの向上のための啓発」を新たに盛り込んだ。追加した背景には、中原区が自転車交通事故多発地域に指定されており、人口も多く、車と自転車、自転車と通行人との事故が多く発生していることが挙げられるという。そのため、自転車の利用者に対するマナーについての対応と、マナー周知や向上のための啓発、通行人の交通マナーの遵守の啓発実施を求めたものだ。
また継続要望の中では、「令和元年東日本台風等を踏まえた区民の安全・安心の確保に向けた支援・対策の推進」については、今年10月に発生した台風10号の対応を受けて、排水ポンプ車の運用のマニュアルの改訂などを追加。協力事業者との仕様書の見直し、職員等の理解促進を目的とした研修と、より実践的な訓練の実施、関係部署との連絡体制の再整備の運用なども盛り込まれた。また「震災対策の推進」の中では、今年元日に発生した能登半島地震を受けて、トイレカー等の導入により避難所の衛生環境の充実なども追加した。
全国都市緑化かわさきフェアの第2期に向け、議員団代表の井土市議は「第1期の課題を生かして、第2期を盛り上げていきたい。今回の33項目の要望とともに、早期実施に向けて検討してもらいたい」と話した。
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