東急電鉄、中原消防署、中原警察署、中原区は11月18日、東急電鉄元住吉電車区構内で大規模救急を想定した合同訓練を実施した。
4者はこれまで定期的にテロ対策訓練などの合同訓練を実施。今回は電車内での放火、刃物で多数の人を切りつける事件の発生からの大規模救急を想定し、60人以上が参加して訓練を行った。
訓練は、電車内で実際に煙を炊いた状態でスタート。車掌が運輸司令所に状況等を報告、初期消火を行い、警察が刃物を振り回す犯人を確保。車掌らによる119番通報や、乗客の避難誘導の訓練が行われた。消防隊は、放水、現場の情報収集や救急指揮所、傷病者のトリアージ、搬送活動の訓練にあたった。
東急電鉄の元住吉電車区統括区長の佐藤裕二さんは「小田急線や京王線で刺傷、放火事件の事案が起きた。合同で訓練を実施することで新たな気付きが生まれる。想定外をつぶしていき、想定内の行動ができるよう備えていきたい」と講評した。中原消防署の担当者は「大規模救急の際は情報収集が大事。今回の訓練で情報整理などが課題として出た。有事に備えて迅速な情報収集、整理を行えるようしっかりと取り組んでいきたい」と語った。
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