障害者への理解を深めることを目的とした「第8回手をつなぐフェスティバル」が11月16日、とどろきアリーナで行われた。主催は川崎市。
当日は、車いすバスケやボッチャ、カローリングなどパラスポーツの体験や、盲導犬に関するクイズに答えるコーナーなどが用意された。各ブースでは親子連れなどが各種企画を楽しんでいた。カローリングを体験した区内在住の青野初音さん(24)は「氷の上でなくても、カーリングができることを初めて知った。障害のあるなしに関わらず、誰でも楽しめるスポーツだと思う」と感想を述べた。
障害者福祉の発展向上に尽力した人への表彰式も開催。福田紀彦市長は「多くの人に障害のある人たちのことを知り、つながってもらいたい」とあいさつ。表彰者一人ひとりに賞状を手渡した。
以前は複数の障害者施設が集まり、体育祭を行っていたが、施設の関係者以外にも多くの人に参加してもらいたいと2015年に催しを企画し、毎年開催してきた。今回は視覚と聴覚それぞれに、ハンデがある人をサポートするスタッフも配置。障害のある人への配慮を手厚くすることで、幅広い人にも対応できる体制を整えた。
主催者の泊昇さん(52)は「多くの方に訪れていただいたが、認知度の低さが課題。これから親子連れなどにも、もっとイベントの存在を周知していきたい」と今後の目標を語った。
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