川崎市は11月23日、「川崎ワカモノ未来プロジェクト」を武蔵新城駅近くの会場で開催し、高校生27人が参加した。
川崎市をフィールドに、自分の身の回りや地域、社会の未来づくりにチャレンジしたい若者を対象とした同企画。「高校生が主役になれる街」をコンセプトに、市内の高校生や川崎市に興味・関心がある生徒が集まり、地域をよりよくする企画を考案。約3カ月にわたって実現を目指す予定だ。今年は新たに、特定非営利活動法人CRファクトリー(呉哲煥代表)が運営に携わり、開催に向けて準備を進めてきた。
当日は参加者同士で自己紹介をした後、これまでの人生を振り返る「自分グラフ」を作成。どんな時に感情が揺さぶられたかを紙に書き起こし、自分を表す3つのキーワードを選んだ。それをヒントにこのイベントを通じて、挑戦したいことをそれぞれ話し合った。
午後にはダンス講師の藤平真梨さんも参加し、ダンス活動について紹介。高校生や大学生のメンター(助言者)も4つのグループに分かれ、YOASOBIの『群青』に合わせて即興で考えたダンスを披露した。最後に行われたワークショップでは今回取り組みたいことのテーマを考え、「中高生と保護者をつなげる場所を作りたい」「外国人と話せる飲食店を出店したい」といった意見があがった。参加した大学生の前田初さん(19)は「昨年に引き続き参加し、今年はメンターとして高校生のサポートをした。どうやって進行すればいいのか、難しかったが楽しかった」と笑顔で話した。
来年2月に成果発表
成果発表会となる「ハナサクプレゼンテーション」は、2025年2月9日(日)に行われる。時間は午前10時から午後5時。1月頃から参加者を募集する予定だ。運営団体の岡本克彦理事は「一般の方々も参加できるので、ぜひ多くの方に高校生たちの発表を見ていただきたい」と呼び掛ける。
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