NECは11月25日、市立橘高校国際科の2年生35人を同社玉川事業場(下沼部)に招いて、社員や川崎市の職員と一緒に川崎市やSDGsの未来について考えるプログラム「NEC Future Creationプログラム」を実施した。
同プログラムは、同社の分析ツールなどを活用し、高校生が望み描く未来や社会課題解決のアイデアを考えるというもの。社員も高校生との対話を通じてアイデアのブラッシュアップを図り、学びの循環を生み出すことが目的。2022年度から実施している。
今回、川崎市市制100周年に合わせて、地元の市立橘高校の生徒が参加。10グループに分かれて「できたらすごい」をテーマに、自らが考えた「トランスジェンダーへの正しい理解」「川崎の自然を守る」などの実現に向けて、どのようにIT技術を活用するかを社員からアドバイスを受けた。
「外国人労働者の労働環境を言語と文化から改善」について発表した岡部優花さんは「ITの活用例が堅いものだったので、芸術を生かしたものにすれば楽しいのではという意見をもらった」と話す。八代空大さんは「片方からではなく両方の視点で見ることや、同じ立場でものを考えることの大切さを学んだ」と振り返った。
NECの吉田雄さんは「高校生がワールドワイドに課題意識を持ち、より良くしたい、社会貢献したいというビジョンを描いていることをポジティブに受け取った。そこに個人や会社としても貢献していきたい」と抱負を語った。
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