中原区内に本社を構えるITサービス企業「(株)アルファメディア」は川崎フロンターレと連携して、12月11日に下作延小学校(高津区)の5年生3クラスでプログラミングとサッカーを合わせた授業を実施した。
高津区の市民提案型事業に採択され、今年で3年目となるこの取り組み。体育の授業の中で、攻撃の選手2人、守備の選手1人の状況で、どのように動くとパスがもらえ、シュートを決められるかをGIGA端末を使って学習。その後、実際にフロンターレのスクール普及コーチの指導のもと校庭で実践し、再び教室に戻ってパスの成功率を上げるために何が必要かをGIGA端末を使って考えるという流れで授業を行った。
体験した西山遥太さんは「プログラミングと実際は違って難しかった」と話し、井ノ口夏帆さんは「野球とか他のスポーツで同じようにやってみたい」と振り返った。
同校の岡山憂教諭は「サッカーをやっている子は感覚でわかるが、やっていない子は動き方がイメージしにくい。共通理解ができるようにするのがこの取り組み」と説明する。3年かけてこの取り組みをテキスト化し、他の教員も取り組めるようにできたという。岡山教諭は「動き方がわかれば技能を身に付けることで、試合で得点を取れるようになる。これを川崎市全体に広げていきたい」と力強く語る。同社の小湊宏之社長は「今年で3年目。毎年ブラッシュアップしてきて完成度の高いものができた。今後は、他の学校でも使ってもらえたら」と展望を話した。
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