川崎市は12月20日、武蔵小杉駅周辺のごみの散乱防止、路上喫煙防止の重点区域を拡大することを発表した。実施は、年明け1月20日(月)から。新たに重点区域となるのは、東急武蔵小杉駅東口からJR横須賀線武蔵小杉駅の綱島街道改札までと、武蔵小杉駅から中原区役所までの一部道路。市では今後、重点区域が拡大したことへの周知に取り組み、巡回による注意・指導を行っていく。
市は今回、地域の環境美化の促進を目的とした「川崎市飲料容器等の散乱(ポイ捨て)防止に関する条例」と、市民等の身体の安全確保を目的とした「川崎市路上喫煙の防止に関する条例」で以前から重点区域に指定していた武蔵小杉駅周辺のエリアを変更・拡大。乗り換えなどで通行量の多い東急武蔵小杉駅からJR横須賀線武蔵小杉駅の綱島街道改札までと、通勤・通学などで通行者の多い武蔵小杉駅から中原区役所までの一部道路が加わった=地図参照。
同条例では罰則を設けており、重点区域内の指定喫煙場所以外で路上喫煙やポイ捨てをし、路上喫煙防止指導員らの指導等に従わない場合、共に2千円の過料が課せられる。
賛同の意見多数
昨年12月にJR横須賀線武蔵小杉駅で綱島街道改札が共用が開始されたことで、武蔵小杉駅周辺の人の往来が増加。今後もさらなる通行量の増加が見込まれることから、市は重点区域の変更・拡大を検討してきた。
昨年8月から9月にかけてパブリックコメントを募集した結果、寄せられた意見は13通計38件。今回の変更に賛同する意見が多く、「対象エリアをもっと拡大してほしい」「看板等で注意喚起を」「取り締まりを強化してほしい」などの声が寄せられた。
市では、12月21日に同駅周辺で関係者らによるキャンペーンを実施し、重点区域が拡大したことなどの啓発を行った。「今後、標識や路面表示等を設置し、周知していきたい」と話す。また路上喫煙防止指導員による巡回によって注意、指導を行い、従わない場合は過料の徴収を行っていくという。「今後も地域の環境美化と快適なまちづくりを行っていきたい」と市の担当者は話している。
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