新城小学校(伊東芳男校長)の6年生が2月28日、モデルロケットの打ち上げ体験授業を行った。「宇宙やロケットへの興味や関心を高め、諦めずに夢を追い求めることの大切さを学んでほしい」と企画された。
市内でロケット教室を主催する市民団体「FUEL」を招き、火薬エンジンを搭載した全長約30cmのモデルロケットを打ち上げた。カウントダウンとともに代表に選ばれた児童が発射スイッチを押すと、ロケットは白い煙を上げながら飛び立ち、約40mの高さに到達。空を見上げていた児童からは「やばい、めっちゃ楽しい」と声が上がり、上空で落下傘が開いてゆっくりと落ちてくるところをスイッチを押した児童が追い掛けた。
ロケットは小説『下町ロケット』のモデルになった植松電機が開発したもの。校庭で行った打ち上げの前には、6年生全員が体育館に集まって同団体代表の伊東悠太さんからロケット教室を始めたきっかけや活動への思いを聞いた。
伊東校長は「宇宙やロケットにはロマンがある。前日にはJAXAの職員の話を聞く機会も設けた。4月から中学生になる子どもたちには夢を大きく持って、わくわくとした楽しい人生を歩んでほしい」と話した。
代表の伊東悠太さんは「子どもたちは素直な心で真剣に話を聞いてくれた。今回のロケット打ち上げの経験が、これから成長していく彼らの役に立ってくれたらうれしい」と思いを込めた。
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