障害児者の就労支援を行うダンウェイ(株)(新城/高橋陽子社長)は3月11日、川崎中ロータリークラブの例会で同クラブの支援を受けて進めている「障害児者の輝ける未来へ」プロジェクトの成果報告を行った。
同クラブの青少年奉仕委員会、職業奉仕委員会の合同奉仕事業として始動したこのプロジェクト。新城小学校の協力を得て、障害児の能力を可視化し、教育から就労支援へとつなげ、雇用の実現、雇用後の適正配置を促すための枠組みづくりを進めている。
高橋社長は、障害者の特性や、精密な能力分析が可能なアプリを開発し、新城小特別支援学級の児童の能力を可視化したことを紹介。同小の伊東芳男校長は「可視化することで担任、保護者の思いや見立てズレを擦り褪せて、同じ方向を向いて進むことができ始めている」と報告した。
高橋社長は、幼い頃から能力を把握し、教育やトレーニングを受けると未来の選択肢を広げることができるとし、「障害者が働くことや、さまざまなチャレンジができる社会づくりへ貢献していきたい」と今後の抱負を語った。