5月の企画に向け準備を進める「中原市民館サークル連絡会」の会長を務める 山本 順子さん 上小田中出身 67歳
新しい挑戦にわくわく
○…囲碁、着付け、日本舞踊をはじめ、ダンスや楽器演奏など、主に中原市民館で活動している自主運営サークル。現在27団体、約400人が加盟する同連絡会の会長を務める。5月に行うサークル祭は、各団体の会員たちが日頃の練習の成果を披露する大切な機会。「サークルの垣根を越えて、会員同士が互いの作品や舞台を見る交流の場でもある。新しい仲間も歓迎するので、気軽に足を運んでいただけたら」と参加を呼び掛ける。
○…自身が代表を務めるパステル画研究会は、活動を始めてもうすぐ35年。子どもに習わせるつもりで見学に行った市民館の講座が「あまりに楽しそうで、自分が入ってしまったの」と笑う。週に1度、メンバーが集まって手軽に扱えるパステルで気ままに描いている。作品は、季節の風景から身近な物、幻想的な世界まで広がる。
○…上小田中に生まれ、大谷戸小の第1期卒業生。西中原中、新城高校に通い、実践女子大の家政学部被服科に進学した。「祖母は和裁、母が洋裁を教えていたから、家庭科の教師に憧れていた」と振り返る。願いはかなわず企業に勤めたが、その後に習った気功は人に教えるほどの腕前に。自然と一体になる瞬間が好きで、富士山には5回登頂し、滝行も趣味の一つだ。「日が沈み、闇が訪れる夕暮れ時、世界が金色に輝いて見えるマジックアワーをいつか絵に切り取ってみたい」
○…会長として危惧するのが、加盟サークルの減少と会員の高齢化。昨年11月に実施したオープンキャンパスは、新たな会員獲得につながる手応えもあった。活動の幅が広がり、毎日が目まぐるしく過ぎていくが「何事も惰性でやるのは嫌い。新しいことに挑戦するのが好きだし、わくわくする」と目を輝かせた。
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4月25日
4月18日