意見広告・議会報告
県政報告Vol.12 課題解決に向けた県の実証事業 神奈川県議会議員 松川正二郎
ようやく春らしい日和となって参りました。新年度が始まる転換の時期でもあります。県政の場においては、予算の審議などが行われました。その中から、幾つか身近なトピックを紹介して参ります。
近時、耳にすることの増えたカスタマーハラスメント。「カスハラ」などとも称されますが、顧客からの不当なクレームが各方面で大きな問題となっています。神奈川県庁においても、23年度には約4割の部署でカスハラが確認され、県庁全体で年間1万回超、約6千時間の対応を余儀なくされたとの報道がございました。
対策として、人工知能を活用した音声変換システムの実証実験に、自治体としては全国初の参加をすることとなりました。AIが音声データを学習し、怒鳴り声や威圧的な口調を穏やかなトーンに変換するというもので、職員のストレス軽減への実際の貢献度などを検証していくとのことです。自治体がこうした検証を通じて、その知見を民間レベルでの活用に繋げるという試みは、他分野でも今後期待されるところでしょう。
次は、睡眠についての実証事業を紹介致します。総務省の調査結果によれば、神奈川県民の通勤・通学時間は平均100分と全国一の長さであり、他方、睡眠時間は平均7時間45分と、全国で一番短くなっています。県では「未病」に関する取り組みの一環として、未病産業研究会に睡眠分科会を令和元年に設置し、睡眠に関する産学公連携のプロジェクトを推進しています。昨年10月からは県内の老人ホームで、良質な睡眠がモチベーションや認知機能を高めることをデータとして可視化する実証事業が開始されました。
これらの成果が、私たちの実際の生活に活かされることが待たれるところです。
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あしたの川崎・日本維新の会市政報告3月28日 |
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3月21日