市立橘高校女子ソフトテニス部が、先月行われた関東選抜大会兼全国選抜関東地区予選会で団体3位となり、初の全日本選抜大会への切符を手にした。チームワークと粘り強く向かっていく精神を全国でもみせる。
同大会に出場したのは、鈴木加奈子(2年)・安土月乃(1年)ペア、杉田来未(1年)・佐藤史摩(1年)ペア、芝本晴奈(2年)・三野友希(2年)ペアの3組。同大会はトーナメント方式で行われ、1対戦につき1ペアずつ3試合行い、2勝したチームが勝ちあがる。同部は1回戦つくば国際を2対0でくだし、2回戦の高崎商業戦では、粘りをみせ2対1で勝利をもぎ取った。準決勝では僅差で勝利を逃したものの、3位入賞が決まり全日本選抜への出場が決定。創部75年目の快挙に、同部は歓喜した。夏の県高校総体では団体3位入賞にとどまり、インターハイ出場を逃した悔しい思いをしただけに、喜びもひとしおとなった。
捲土重来(けんどちょうらい)を期(き)す
「夏の結果をバネに先輩方の思いを継いで頑張ってきた成果」とキャプテンの鈴木さんは振り返る。「捲土重来を期す」の言葉は、「1回負けた者が、強くなって巻き返す」という意味を持つ。応援旗にもその言葉を使用し、一人一人がこの言葉をモットーとして胸に刻み練習に励んできた成果が、全国選抜へ結びついた。
顧問の塚野剛史さんは「保護者の方の応援はもちろん、結果を真摯に受け止めて行動に移せる部員たちの姿勢が結果につながった。また、キャプテンの求心力が部員の心を一つにまとめ、良い雰囲気で練習にも試合にも臨めている」と話す。
全日本選抜は、3月28日から愛知県で行われる。関東選抜で活躍した6人と、大野・布川・村田・五反田・国分の計11人で心を一つに全国へ臨む。キャプテンの鈴木さんは「相手の強さなどは関係ない。目の前の一戦を大切に、さらなる高みを」と、意気込みを語った。
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