まちにある個店の魅力を詰めたキッチンカーで、まちと人を繋ぎたい――。武蔵小杉でカレー店『KOSUGI CURRY』を営む、株式会社サウンドキッチン代表の奥村佑子さんが、クラウドファンディングで支援を募り、キッチンカー完成への準備を進めている。
再開発が著しい武蔵小杉エリアは注目が集まる一方で、売上、来店者の減少に頭を悩ませる個店や商店街が少なくないという。とはいえ、集客力のある駅前の好立地は資本力のある大手の飲食店などが押さえてしまうため、個店の出店は難しい。そんな状況を打破するためのアイデアが「キッチンカー」だ。トラックを改造し、調理場を備えた車で駅前に赴けば、駅前に店を構えなくても料理を提供できると考えた。
奥村さんは、このキッチンカーを地域で走らせたいと4月末からクラウドファンディングに挑戦。多くの支援を得て、目標金額の280万円を約2カ月で達成した。「最中は感謝の気持ちと、支援に対してのプレッシャーがすごかった。『ありがとう』の言葉では足りないので、これからしっかり返していきたい」と話す。車両はすでに購入し、現在は内装や設備の改装を進めているところ。「早ければ11月末にはお披露目したい」と意気込む。完成後は、地域の個店などに安価で貸出していく予定という。
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