79.1MHz「かわさきFM」を運営するかわさき市民放送(株)の代表取締役社長に就任した 橋本 夏代さん 多摩区在住 54歳
放送局の熱意、広めたい
○…「人生で一番想定外のことが起こった」ととまどいを隠さない。東急沿線のケーブルテレビ「イッツコム」で長く編成に携わり、親会社である東急電鉄からの出向という形で就任。「地域の方の声を直接聞き、番組作りに臨みたい」と意気込む。就任間もなく大勢の人と顔を合わせてきた。名刺交換した枚数は約300枚。「これが多いのか分からないくらい濃密な毎日」と多忙な日々を送る。
○…1985年、東急電鉄に入社後、ケーブルテレビの開発室に勤務し、2年後の開局に携わった。その後、横浜市青葉区のコミュニティFMラジオ「サルース」の立ち上げや横浜のケーブル会社へ出向するなど様々な経験を積んできた。「入社してから、インターネット事業への参入やコンサート運営など常に事業が新しく変化し飽きることがなかった」とメディアの移り変わりを最先端で引っ張ってきた。
○…多摩区の出身。幼い頃、向ヶ丘遊園で夏はプール、冬はスケートで遊んだのが懐かしい思い出。時間がある時は旅行にでかけ、最近は御朱印集めにはまっている。「スタンプラリーみたいで面白いでしょ」。J2時代から応援しているのが川崎フロンターレ。「本拠地の近くで勤務するのも何かの縁。スタジアムにはたまにしか行けないけど、昨年優勝した時には応援に行ってたの」と嬉しそうな表情を見せる。
○…自社のスタジオを見て驚いたことがある。「ゲストが溢れていて、多くの方が放送を楽しくしようする熱気が伝わってくる」。災害発生時には緊急放送を行い、安否情報やライフラインといった生活情報を届ける役割も担う。「かわさきFMの認知度を上げることが私の役目」ときっぱり。「もっと多くの人と会い、かわさきFMの良さを伝えられたら」
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11月22日
11月15日