世界タイトルマッチを5月に控える川崎新田ボクシングジム(多摩区)所属の黒田雅之選手(32)と、新田渉世会長が4月3日、サッカーJ1・川崎フロンターレの事務所(高津区)を訪問。2人は同クラブの藁科義弘社長、シニアディレクターの長谷川幸雄さんと懇談し、必勝を誓った。
同ジムの興行にフロンターレのサポーターが駆けつけ、オリジナルの応援歌とのぼり旗で後押しするなど、10年来の交流がある両者。藁科社長は「同じ川崎に拠点を置くスポーツチームとして、クラブ全体で応援する」と強調。オリジナルユニホーム=写真=が贈られた。黒田選手と新田会長は「勝てば川崎市のジムからは初の世界チャンピオン誕生になる。フロンターレの皆さんと喜びを分かち合いたい」と語った。
壮行会で応援歌合唱
交流を続ける川崎フロンターレとの縁から、4月14日に川崎フロンティアビル(川崎区)で行われた壮行会には、同クラブ応援団「川崎華族」のメンバー井上三郎さんが来場。6年前の世界戦の際に制作した応援歌を披露すると、来場者も一緒に歌い会場は応援ムードに包まれた。
黒田選手は「6年前は皆さんの期待に応えることができなかったが、今回はあの時と違う自分を見せられる。わざわざ南アフリカから地球の裏側までベルトを持ってきてくれるので、もらってあげないと失礼になる」と話すと会場からは拍手が送られた。
IBF(国際ボクシング連盟)世界フライ級4位の黒田選手は5月13日、同級王者のモルティ・ムザラネ選手と後楽園ホールで対戦する。世界タイトルマッチは2013年以来、2回目の挑戦。
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