市政報告vol.50 「介護」という、いつか、みんなが直面する課題を一緒に考えませんか。 自民党川崎市議団副団長 末永 直
1、外国人介護人材確保への課題と支援
昨年末に入管法が改正されましたが、今後、介護人材は絶対的に不足することが問題視されています。昨年11月にJR武蔵新城駅徒歩4分の場所に川崎市国際介護人材サポートセンターが設置され、ビジネスマナー研修や日本語スキルアップ研修、メンタルケア等実施しています。本年5月に、フィリピンの3大学との間で市内事業所にインターンシップ学生を受け入れる合意も得ました。
私はこれらを踏まえて、去る7月1日の一般質問で指定介護保険事業者等への支援策や外国人介護人材受け入れへの課題認識等について質問。「介護事業所へのアンケートによると『働きやすい環境づくりをする余裕がない』『考える機会がなかった』『費用負担が大きい』『在留資格のことがよく分からない』などの回答が多く寄せられた」(健康福祉局長答弁)とのことです。
私は、インターンシップ学生の受け入れが一つの契機になるかと考え、その受け入れや、【1】居住【2】研修【3】費用面等の問題があるため、空き家の利活用や寮など居住場所を確保した事業所に市独自の補助金等を出す等の制度の必要性について質問しました。「居住費等の補助を本市と受け入れ事業所が行うことについて調整を進めている」「今後は、市内介護事業所における外国人介護人材の受け入れルートづくりや、受け入れ体制の強化等の取組を進める」(同局長答弁)とのことでした。外国人の介護職への転職支援やインターンシップ学生以外にも居住費等支援の適用を拡大するよう要望しました。
2、事業者との情報交換会開催や補助制度は今後検討される
川崎市議会令和元年第4回定例会が、今月2日より開かれています(10月11日まで)。自民党会派の代表質問は11日に行われ(質問者・斎藤伸志議員)、介護人材確保の取組について、事業者側との情報交換等、検討会議の立ち上げや東京都、横浜市で補助制度を設けている宿舎借り上げについて検討するかどうか質問した結果、「喫緊の課題だ」「(意見交換について)検討や情報共有を進めている」「今後、必要な取組みについて検討する」(同局長答弁)とのことでした。
3、市職員との意見交換を兼ねた市政報告会を開催します
以上をふまえ「末永直市政報告会介護タウンミーティング」を9月17日(火)19時〜エポックなかはら第3会議室で開催します。本市担当職員を講師に招き、意見交換等行います。関心のある方はぜひご参加下さい!
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11月22日
11月15日