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中原区版 公開:2021年2月5日 エリアトップへ

男女等しい働きやすさを 大道産業(株)

公開:2021年2月5日

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増田さんと同社入口の認定シール
増田さんと同社入口の認定シール

 大道産業(株)(酒井洋司代表取締役/下新城)は創業約50年で、道路工事などを手がける。

 昨秋、男性社員が多い業種だからこそ女性の意見に意識的に耳を傾けようと「女性活躍推進委員会」を設置。月に1度、意見交換の場を設ける。現在進めるのが、職種における男女の差をなくすこと。監査役の野口晏正さんは「男性が現場で女性が事務仕事と分かれてしまっていたが、フラットに適性を判断すべきと思った」と話す。これを機に、現場仕事にも足を運ぶようになった管理部の増田麻弥さんは「色々な経験ができてありがたい。事業内容を俯瞰でき、自分のレベルアップにもなる」と語る。

 「女性だけを優遇するのではなく、男女平等に働きやすい環境を作りたい」と野口さん。同社では現在、半年間の介護休暇を男性社員が取得している。復帰しやすいように月に1度、面談を設けて仕事の状況を伝えるなどフォローも欠かさない。

 同社を訪れる人にも取り組みを広げるため、入り口には認定シールを貼付。野口さんは「社員の男女比のバランスなどまだまだ課題も多い。認定をもらった誇りを背負って更なる前進ができるよう、試行錯誤を続けたい」と意気込む。

 「かわさき☆えるぼし」とは…川崎市が2018年度に創設した、女性の活躍を推進している中小企業を認証する制度。今年度は新たに市内18社が認定。中原区からは4社。このシリーズで随時紹介する。
 

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