高津区で2月に自転車の男性が車にはねられて死亡した事故を受け、多摩沿線道路沿いの中原区、多摩区、高津区、幸区は3月7日、多摩沿線道路で一斉にドライバーや自転車利用者へ交通安全を呼び掛けた。
「運転中のスマホ禁止」「夕暮れ時は危険、ライトの点灯は早めに」「自転車に乗ったらあなたもドライバー」などと書かれたのぼり旗を掲げて注意喚起。直線距離が長く速度が出やすい片側1車線の同沿線道路では、昨年12月に上平間で歩いて道路を横断していた男性がトラックにはねられて死亡するなど、交通事故が多発している。
区内ではガス橋交差点近くで永山実幸区長をはじめ区の危機管理担当職員、中原署の交通課署員、交通安全協会関係者、ボランティアら15人が沿道に立った。自転車利用者に「交通事故が増えているので気を付けてほしい」と声をかけたり、車の運転者に向けてハンドサインで交通安全意識の向上を訴えた。
次回は4月実施
区の担当者は「多摩沿線道路は抜け道として利用する車が多く、大型車の交通量も増えている。車と自転車の双方に注意を促すことで、歩行者を巻き込むような悲惨な事故を防ぐことにつながれば」と話した。
今後も活動は続けていき、次回は「春の交通安全運動週間」に合わせて4月に行う予定。
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