東京電力管内で電力需給ひっ迫警報が出ていた3月22日、中原区下小田中4〜6丁目の1400軒で停電が発生。信号も止まり、中原警察署員が交通誘導する事態に。「区内にも電力不足の影響が…」と見られていた中、原因はなんと「カラス」だった。
現場で対応した東京電力パワーグリッドの社員によると、電柱と電線をつなぐ部分にカラスが巣を作り、その材料となっていた針金ハンガーが機器と接触。漏電が起き、停電に至ったという。
停電した時間は、午後0時7分から1時31分までの1時間24分。発生場所となった高津区子母口周辺を含め、影響は計2570軒に上ったという。中原街道の信号が滅灯するなど交通に影響が出たものの、幸い日中だったことから、被害は最小限に抑えられ、トラブルなどの問合せもなかったという。
カラスにとって、春は産卵のために巣作りを始める季節。同社員によると、過去にもカラスの巣作りが原因で停電が発生した事例はあったようだ。電力需給ひっ迫警報を受け、警戒していた中原区役所の危機管理担当は「そんな日に限って、まさかカラスが原因で停電になるとは」と予想外の出来事に困惑顔。
カラスにとってみれば、どこに巣を作ろうと「カラスの勝手でしょ」なのかもしれない。
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