日本が戦争に向かうとき川崎では何が起きていたのか―。
川崎市公文書館(中原区宮内4の1の1)で4月1日から、企画展示「1930年代を考える」が始まった。保存されている歴史的公文書から、戦争へと突き進んでいった日本の動向や川崎の状況をひも解く。
企画展は、世界と日本の動向をパネルで分かりやすく示した1章と、歴史的公文書6点を展示しながら川崎での出来事を紹介する2章の構成。
号外が初公開
特に珍しい展示は、36年2月27日の報知新聞の号外=写真。同館によると展示のため資料を調査していたところ偶然発見された。紙面では、前日起こったいわゆる二・二六事件を報じており、「帝都に戒厳令下る」という見出しと共に事件の重大性を報じている。
同館は「日本や川崎の状況など歴史的公文書を読んで、考察をするきっかけにしてほしい」と呼び掛けている。
午前8時30分から午後5時。月・祝休館。問い合わせは同館【電話】044・733・3933。
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