中原警察署(大坪剛志署長)は4月4日、東急武蔵小杉駅構内で女児(10)を暴漢から救った勇敢な行動に対し、新日本プロレスに所属するグレート―O―カーン氏に感謝状を贈った。
事件が起きたのは3月29日の午後8時49分。トイレの前で母親を待っていた女児を酒に酔った男(61)が連れ去ろうとしていた。食事をしに初めて同駅を利用したオーカーン氏は「助けてください」の声に反応して、駅員が来るまで男を抑えつけた。去り際に名前を聞かれ、一度言ってみたかったという「名乗るほどの者ではありません」のセリフを口にしたが、周囲から説得されてプロレスラーであることを告げた。オーカーン氏は「助けを求めた女児の方が勇気ある行動。(感謝状は)チャンピオンベルトよりも誇らしいものをもらった」と照れた。
同署の担当者は「駅構内で10歳以下への迷惑行為は昨年も報告されていない。今回も未然に防げてよかった」と話した。
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