還付金詐欺の被害を未然に防いだとして中原警察署は5月27日、エネオス丸子橋サービスステーション(丸子通)代表の木内貞和さん(47)に感謝状を贈った。
還付金詐欺は、役所や税務署などの職員を騙り医療費や保険料などを返金するとしてATMを操作させ、現金を振り込ませる手口。
木内さんは同月9日午後5時ごろ、武蔵小杉駅前の三菱UFJ銀行のATM機の前にいる高齢の夫婦に目を留めた。「年配者がスマホを手に不審な会話をしながらATMを操作していた時点で怪しいと思った」と木内さん。発信番号の市外局番が03だったことも、市役所からの電話だと言い張る夫婦の話と食い違っていることにも違和感を覚えたという。「だまされる前に、怒られてもいいからと思い勇気を出して話し掛けてよかった」と振り返った。
同署員は「詐欺電話は相変わらず増えている。今回のように周囲がおかしいと思って声を掛けることで被害防止につながる」と称えた。
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