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中原区版 公開:2022年8月26日 エリアトップへ

中原区 「パンジー溢れるまちに」 緑化フェアに向け、配布会

社会

公開:2022年8月26日

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区内にあるパンジー畑(昨年)、下は家族でパンジーを生産する内藤さん(中央)と妻・由美子さん、長男・晃平さん
区内にあるパンジー畑(昨年)、下は家族でパンジーを生産する内藤さん(中央)と妻・由美子さん、長男・晃平さん

 中原区は区の花・パンジーに溢れる街を目指し、区内の花壇等に植える市民団体を募集している。これまで20年近く花苗を提供してきた下小田中の藤光園が、継続して協力する意向。団体の受付期間は9月14日まで。

 市制100周年を迎える2024年に開催する「全国都市緑化かわさきフェア」に向けた区独自の取り組み。花と緑にあふれた街づくりを目指してパンジーの配布会を約18年間続け、昨年活動を終了した区民ボランティア「なかはら20年構想委員会」の花回廊構想の理念を引き継ぐ。

 応募できるのは、区内にある花壇等を自主的に継続して管理する市民団体。私有地でも一般の人が鑑賞できる場所であれば可能になる。今後は10月に団体を選考(町内会、学校、子ども会などと連携する団体を優先)し、11月に花の配布会を実施して約5千株を配布。11月以降に各団体が植栽する。

区内農家が協力

 藤光園は1960年代からパンジーの生産を続け、年間10万株以上をよみうりランドなどへ出荷している。同園代表の内藤恭正さん(55)は20年近くボランティアでパンジーを提供してきたが、今回の取り組みに対する区からの依頼も快諾。内藤さんは「以前、幼稚園児らがパンジーと呼びながら楽しそうに植えている姿を見て、自分が作った花がこんなに喜んでもらえるんだとうれしくなり使命に感じた」と話す。

 同園のパンジーは花の大きさが6センチ以上ある大輪で、秋から5月ごろまで楽しむことができる。自然の風雨にさらしながら育てる路地栽培による引き締まった強い苗が特徴で、植え替えなどの環境への変化にも強いという。9月上旬には種まきを終え、10月からの出荷に向けて準備に入る。

 区の担当者は「市制25周年のときに区民の投票によって区の花に決定したパンジー。地域で育てた区のシンボルの花でいっぱいにして、街の魅力を高めたい」と参加を呼び掛ける。詳細は区のウェブサイトで。問合せはまちづくり推進部地域振興課【電話】044・744・3324。

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