地域住民に教育の場を提供している人々が全国から集う「コミュニティカレッジ・バックステージ(CCB)」が10月29日、中原区内で開催された。当日は参加した10団体が運営の課題やノウハウを共有し、交流した。
各地の教育関係団体が地域の特性について情報交換しながらより良い運営を目指すことを目的に2015年から全国で行われ、市内では初開催。柏なかまちカレッジ、奈良ひとまち大学など関東や関西の団体に属する小学生から70代まで45人が参加した。
当日は、武蔵小杉駅近くのタワーマンションの最上階の会場で武蔵小杉の今と昔や「人はなぜ学ぶのか」をテーマに意見交換などを実施。みんなの尼崎大学の矢倉久仁香さん(33)は「尼崎市は武蔵小杉と街の様子がよく似ている。マンションが立ち並び人口が増え、急発展していく街の動きの話は参考になった」と話した。
ソーシャル系大学に詳しい明治学院大学社会学部の坂口緑教授(54)は、誰もが自由に学べる地域コミュニティの大切さを説き、「CCBは全国の学び舎のネットワークづくりの大きな役割を担う」と期待する。
誰でも参加歓迎
地元のこすぎの大学は2013年に創立し、毎月第2金曜に区役所で活動。企画を担当する岡本克彦さん(50)は「誰もが先生にも生徒にもなれるがモットー。気軽に参加してほしい」と呼び掛ける。次回は11月11日(金)、川崎ブレイブサンダース代表の元沢伸夫さんを講師に迎え、スポーツによる街づくりなどを学ぶ。事前申込制。詳細はウェブサイトへ。
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