川崎市とセレサ川崎農業協同組合(JA)主催の「梨・ぶどう品評会」の前期の部が8月10日、後期の部が25日に開催された。JA高津支店で開かれた前期は齋藤彰さん(47)=登戸在住=の幸水、菅支店で行われた後期は井田中ノ町の長瀬博明さん(62)=人物風土記で紹介=の豊水がそれぞれの部で最高賞にあたる川崎市長賞と神奈川県知事賞を受賞した。
果樹生産者の栽培技術向上と優良品種の普及、消費拡大を目的とした品評会。前期に69点、後期に74点が出品され、県農業技術センターや市の職員、JAの営農技術顧問らが形や色、糖度などの品質を審査した。
川崎市長賞に選ばれた齋藤さんは、「日照も良く、大きくて甘い梨ができた。暑い中、苦労して育てた甲斐があった」と受賞の感想を述べ、「連日の暑さで水の管理には特に気をつかった」と栽培の苦労を振り返った。神奈川県知事賞を受賞した長瀬さんは、「春先の受粉の時期には天候が安定せず、夏は猛暑で雨が少なくて水やりに苦労した。そんな中で、品評会には良いものが出品できた」とし、「選んでいただき、ありがたいこと」と話していた。
審査長を務めた県農業技術センター横浜川崎地区事務所の笹田昌稔主査は、「生産者の努力で良い品が出そろった」などと講評した。
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