新体操、アクロバット、ジャズダンス、野球─4つの競技を一人でこなす力丸一花さん(井田中1)。母・咲栄さんの勧めで新体操をはじめたのは小1のとき。その後、表現力をみがくために小3からジャズダンス、小5からアクロバットに取り組んだ。同時期には兄がプレーしている野球に興味を持ち、地域のチームに参加。中学でも部活に入り、外野手としてプレーする。肩の強さとバットスイングの速さが持ち味だ。
新体操の魅力は観客の心を動かすような演技ができること。魅せ方一つで周囲の表情が変わるという。「0・1の点数差で勝ち負けの決まる厳しい世界。指先からつま先、リボンの扱い方など、常に意識している」。ジャズダンスやアクロバットでも新体操でのターン方法や基礎、魅せ方を生かし、自分を表現している。野球で鍛えられた脚力は新体操やジャズダンスのステップに取り入れる。
4つの競技をこなす中で大変なことはスケジュール管理。主軸を置く新体操は週4回、3〜5時間。ジャズダンス、アクロバットは週1で1時間ずつ、野球は朝練に加え、ほかに予定がない日に参加。午後5時まで部活をして別の競技の練習に向かうという。「自分でやりたくて始めたことなので、どの競技も全力でやっている。周りの理解があってできること」と感謝を口にし、咲栄さんも「行きたくない、というような嫌がっている姿を見たことがない」と継続する力と意志の強さを称賛。
将来は世界の舞台へ
力丸さんの夢はダンサーかアクション女優。「エンタメがさかんな韓国に留学して、ダンスや文化などを学び、いずれは韓国を拠点にして活動していきたい」。さらなる高みを目指し、四刀流に挑戦し続けていく。
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