地域で活動する100人の話でつながる「100人カイギ」が10月25日に日枝神社・山王会館で開かれた。新たな交流の場として各地で開催され、区内では初。主催者は「新旧住民の出会いの場に」と期待を込める。
100人カイギは、地域で活動している5人が登壇者として話し、情報を共有するコミュニティーをつくる活動。登壇者が100人に達すると解散する仕組み。2016年に東京都で始まり、川崎市内でも今年から宮前区や多摩区で開催されている。
中原区で企画を立ち上げたのは区内在住の有志8人。主催者の一人で、子どもを対象としたキャリア教育を行っている朝山あつこさん(62)が「区内に昔から暮らす人と新しく住民となった人たちの架け橋をつくりたい」とSNSなどを通じて呼び掛けた。8月から準備を進め、25日当日は50人ほどが来場。朝山さんは「若者から高齢者まで、世代を超えた面白い出会いが生まれている」と話す。
多様な職種から学び
少人数のグループに分かれ自己紹介を行った後、登壇者が10分ずつ自身の地域活動や仕事についての思いを語った。初回は不動産店の経営者や施術師、心理カウンセラー、青少年指導員、子育て支援グループ代表など、さまざまな職業の人が登壇。参加者同士の会話の時間も設けられ、交流を深めた。
朝山さんは「子育てが終わると地域のつながりも希薄になる。自分たちの暮らす街にいろいろな人がいることを知ってもらうきっかけにしたい」と意気込む。
次回の開催は11月22日(水)午後7時から9時。上平間の障害者福祉施設に勤める園部由美さん(60)ら5人が登壇する。参加は自由。情報は「中原区100人カイギ」のSNSなどで発信している。
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