東急東横線・武蔵小杉駅南口の駅前駐輪場に2月20日、パラアートギャラリーが開設された。中原区在住の障害のある画家らによる華やかな色彩の20作品を展示。芸術で賑わいを演出し、活躍の場を提供することが狙い。
駐輪場の3面を囲むような形で設置されたウォールパネルは高さ3m、幅約50m。「カラフル・コスギ」をテーマに、大小さまざまなパラアートが並んだ。作品は、知的障害のある人たちのアート活動を支えるNPO法人studioFLAT(幸区)が提供。地域の人との接点が持てるよう、区内在住者の作品を中心に用意した。同法人理事長の大平暁さんは「作品を通して、社会と関わりを持てることに喜びを感じている」と期待を込める。
駐輪場を運営する三井不動産レジデンシャル(株)が協力し、都市開発事業を手掛ける小杉陣屋町の(株)原マネージメントが企画・制作を担ったこの取組み。三井不動産の担当者は、「駐輪場にアートを飾ることで、無機質な空間に新しい価値観を与えたかった」という。
通勤で駐輪場を利用している小杉町の30代男性は「パラアートというものに触れる機会になった。明るい色合いの絵を見て、朝から元気をもらっている」と話した。
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