神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中原区版 公開:2024年7月12日 エリアトップへ

出動要請が過去最多 川崎市 救急の需要AIが予測

社会

公開:2024年7月12日

  • X
  • LINE
  • hatena
非常用の救急車。本来は稼働車両の故障時などに活用
非常用の救急車。本来は稼働車両の故障時などに活用

 増大する救急需要に対応するため、川崎市は今年度から、AIなどデジタル技術を使った救急業務効率化の取り組みを本格化させている。

 市内の救急出動件数は、コロナ禍のただ中だった2020〜21年は減少したものの、過去10年間で増加の一途をたどり、23年は過去最多の8万7592件だった。需要が増えている影響で、救急車が現場に到着するまでの時間が8分台から10分台へと延びたうえ、出動対応の増加に伴う救急隊員の負担増も、大きな課題だ。

 そのため市は、22年度に民間4社と連携協定を結び、過去の救急要請件数などのビックデータをもとに、救急需要をAIで予測する実証実験を実施した。23年度からはこの結果を受けて開発したシステムを運用試行。今年度もシステムを使った需要予測を続け、修正点などを蓄積している。

 担当の市消防局警防部救急課によれば、具体的なシステムの運用方法としては、2日後の天気予報と過去の救急要請データをもとに、AIが4時間ごとの救急需要を予測。その結果、「多い」と予測が出れば、市内8消防署に1台ずつ配備してある非常用救急車を使って、追加で救急隊を稼働する可能性を情報共有する。通常1日あたり30隊の編成だが、フル稼働となれば、追加の救急隊がすみやかに稼働できる態勢づくりを進めている。

 市消防局の担当者は「現段階では人員や車両の都合もあり、容易に追加の救急隊を稼働することが難しい段階だが、システムを有効活用して実現可能な方法を模索していく」と話している。

中原区版のローカルニュース最新6

稽古の成果を発表

区老連

稽古の成果を発表

12月5日 演芸大会

11月29日

生徒の心支え10年

定時制の「居場所カフェ」

生徒の心支え10年

市立川崎高校で

11月29日

16mm映画を楽しむ

16mm映画を楽しむ

1月5日 中原市民館で

11月29日

地域へ防災対策を発信

地域へ防災対策を発信

平間小で初開催

11月29日

平間小6年生がコラボ

ブレイブサンダースの催し

平間小6年生がコラボ

SDGsの大切さ伝える

11月29日

障害者サポートを体験

障害者サポートを体験

行動に必要なヒント学ぶ

11月29日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 11月29日0:00更新

  • 11月22日0:00更新

  • 11月15日0:00更新

中原区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

中原区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook