市政報告vol.105 委託料を増額したのにライトアップしない期間がある100周年記念花壇ライトアップ事業 川崎市議会議員 末永 直
川崎市議会令和6年第2回定例会で6月24日に一般質問を行い、中原区役所市制100周年記念花壇ライトアップについて中原区長に伺いました。ライトアップ期間は令和6年6月28日から7月31日にかけて、午後6時半から午後9時半までとのことです。
ライトアップ費用等の当初予算は30万円(ソーラーライト購入費用19万余等)でした。ところが、質問した結果、6月17日付で更に35万円を委託料名目で増額していたことが明るみになりました。ライトアップ自体は賛同しますが、何の説明もないのはおかしいと思いました。予算額は一定の算定根拠があって決まります。見通しの甘さを指摘しました。100周年とはいえ、じゃぶじゃぶお金を使えるほど財政は豊かではありません。
中原区長は「当初予定していたソーラーライトでは、照射範囲が狭いなど専門業者等から指摘があり、改めて花クラブ実行委員会と検討を進めた結果、ライトアップに適さないと判断し、電源供給型のライトに変更したことによって増額した」「他の事業への影響はない」と答弁しました。
区長によると、中原区役所が花クラブ実行委員会に委託し、実行委員会が委託事業者の株式会社エムズトラスティー(2社から選定)と55万円で契約したとのことです。
花壇ライトアップ期間に私は疑義を唱えました。区長は「全国都市緑化かわさきフェアに合わせ、秋開催1カ月前の9月から終了する11月まで、及び春開催1カ月前の2月から年度末まで実施する」と多少の期間延長を述べました。
しかしながら、契約末日は令和7年3月31日までです。電気代は「1日当たり49円程度」とのことで、電気代は契約満了まで毎日点灯してもたかがしれています。
契約満了まで毎日ライトアップしない意味がわかりません。再質問したところ、区長は「その他にも、区が主催する市制100周年関連事業の際にも、花の状態に合わせて、ライトアップを予定している」と期間追加でライトアップを言及しました。
とはいえ、委託料増額までして設置した設備なのに、ライトアップしない期間があるのは甚だ勿体無い。
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11月15日