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中原区版 公開:2024年7月19日 エリアトップへ

「夏季農産物品評会」で最高位となる神奈川県知事賞を受賞した 田中 実さん 下小田中在住 71歳

公開:2024年7月19日

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田中 実さん

子育て以上に愛情注ぎ

 ○…1本の茎に実ったエダマメの数や見た目のバランスなど、出来栄えには自信があった。「今年は実付きがよかったので賞は期待したけど、まさか最高位の賞をもらえるとはね」。受賞の喜び以上に、驚きを隠さない。夏野菜品評会で県知事賞に選ばれたエダマメの品種は「湯あがり娘」。茶豆のように甘味が強く、ホクホクとした食感や香りを楽しめるのが特徴。購入者からの「甘くておいしい」という一言が、賞よりもうれしい何よりのご褒美だ。

 ○…花農家を興した父の後を継ぎ、二代目として今もパンジーなどを育てる。かつてはシクラメンも栽培し、花部門では県知事賞を受賞したことも。野菜づくりを始めたのは約20年前。「畑づくりは土づくり。花とは肥料なども違い、最初は苦労したね」。夏野菜から手を広げ、現在は一年を通して3カ所の畑を耕す。「人と違い話ができないから気が抜けないね。毎日様子を見に行くし、子育て以上に愛情を注いでいるよ」と笑う。

 ○…下小田中に生まれ、大戸小、西中原中に通った。「人前が苦手でおとなしい子だった」と振り返る。一方で、地元を離れたくない思いで両親の反対を押し切り家業を継いだように、自分の意志を貫く頑固さも持つ。地域とも深く関わり、誘われて入団した中原消防団では団長まで務め上げた。「先輩たちの姿を見てきて、組織の大切や必要性を学んだ」

 ○…妻、息子夫婦と娘夫婦に、12歳から3歳までの孫4人と一つ屋根の下に暮らす大所帯。家族10人が顔をそろえる食事会が一番の楽しみだ。収穫した野菜を出荷する前の準備作業は、息子や娘が何も言わずに手伝ってくれる。「家族のおかげで頑張れる。体が元気なうちは畑や土と向き合っていきたいね」

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