社会奉仕活動などに取り組む「川崎中ロータリークラブ」(野口新二会長)は8月6日、創立50周年記念に制作した文集「拓こう平和への道―戦争を見つめ直して―」を川崎市教育委員会に寄贈した。
同文集は、2年前の例会で、千葉大学・法政大学の名誉教授で歴史学者の南塚信吾氏を招いた卓話「世界史の中の日本」で解説のあった、日本が太平洋戦争を起こした要因などを約50ページにまとめたもの。同会員の戦争体験や戦争への思いなども掲載されている。
今回、同冊子を中原区内の中学校、高校に配布し、世界平和を求める思いを広めようと、市教委に300冊寄贈。同冊子の編集に携わった島利夫さん、野口会長から市教委の担当者に目録が手渡された。
同担当者は「各学校で図書館に置かせていただき、皆さんの思いを受け継いでいけるように活用していきたい」と話した。野口会長は「今も世界で戦争が繰り返されている。過去の薄れゆく記憶を次代につなげていきたいと今回寄贈した。これからの時代を担う世代の人たちに世界平和への思いを寄せてほしい」と期待を寄せた。
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