川崎区出身の大相撲力士で十両の友風関(29/中村部屋)の激励会が10月18日、ホテル精養軒(小杉町)で行われた。支援者ら120人が出席し、9月場所を9勝6敗と勝ち越した友風関を祝福した。
向の岡工業高校(多摩区)で本格的に相撲を始め、2017年の初土俵から13場所連続で勝ち越し、19年に新入幕。2場所連続金星を獲得するなど絶頂期に右足切断寸前の大けがを負い、絶望的と言われた中、奇跡的な復帰を遂げた。現在は障害者手帳を持つ唯一の力士として土俵に上がり続ける。会には市スポーツ協会会長や出身中の元校長も駆け付け、しこ名を友風勇太から友風想大に変えたことを報告。「想」の字は、親方から大きな夢に想いを馳せるという願いを込めて付けられた。
友風関は「みなさんの懐かしい顔を見て声を掛けられると、故郷に帰ってきたと感じる。いつも温かく見守ってくれる地元の人たちの声援が力になる。11月場所も頑張りたい」と健闘を誓った。
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