中原消防署管内の「秋の火災予防運動」の防火ポスターを制作した 平口 南実さん 区内在住 22歳
デザイン追及へ自己研鑽
○…11月9日から15日まで全国一斉に行われている「秋の火災予防運動」。中原消防署の依頼を受けて、防火ポスターを手掛けた。市制100周年のロゴの色に合わせて、区内で活動するスポーツチームの3選手のプレーする躍動感ある写真を入れたポスターを1カ月かけて完成させた。ロゴの3色をいかに統一感を持たせるかに苦悩した。「初の経験だったけど、学生時代に学んだことを思い出しながら制作した。職場の先輩や消防署の協力で良いものができた」と笑顔を見せる。
○…静岡県出身。幼い頃から絵を描くことが好きで、高校はデザイン科のある学校に進学。就職願望が強く、学校に張り出された求人で見つけたのが、区内に本社を置く信号器材(株)だった。「道路標識のレイアウト業務って面白そうだなと思って。都会への憧れもあったので」と採用試験を受け合格。入社後はデザイン課の配属となり、道路標識や案内板のレイアウトを担当している。
○…道路標識は各自治体でルールが異なるため、そのルールに合わせながら、いかにドライバーが見やすい標識にするか。電車やバスに乗った際にも、標識や看板におのずと目が向くようになった。「独自性が出しにくい中でどう出していくか。自分が手掛けたものを街中で見掛けたときはうれしい」と仕事の魅力を語る。まだ担当したことのない高速道路標識を手掛けるのが目標だ。
○…休日にグランツリーなどへ買い物や食事に行くのが目下の楽しみ。最近は、自己啓発のために読書にも時間を費やす。得意の英語を仕事に生かそうとTOEICの試験も受ける予定だ。「もっと知識やデザイン力を高めたい。機会があれば、今回の経験を生かしてポスターもつくってみたいですね」
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11月15日