意見広告・議会報告
市政報告 拉致問題解決は川崎市民の願いです 川崎市議会議員 松原しげふみ
川崎市には拉致被害者の横田めぐみさんのご家族が在住されており、拉致問題の解決は我が国の喫緊の国民的な課題です。私たち国民がこの問題について関心と認識を深めていくことが求められており、一日も早い解決を願っております。
平成18年に北朝鮮による拉致の人権侵害に対する「北朝鮮人権法」が制定され、国民世論への啓発が地方公共団体の責務に位置付けられたことを受け、めぐみさん家族の写真展示が市内各所で開催されております。
また、平成20年度からは「拉致被害者家族を支援する川崎市民のつどい」が中原区の平和館において開催されておりましたが、昨年より中止となってしまいました。中止の理由として「若い世代の参加が少ない」とのことでした。その代替として、若い参加者に訴求できるような取組として市内中学校で「カワサキ・ユース・ミーティング」に変更されました。実施形態は、めぐみさんの弟である横田拓也さんが講演を行い、市内中学校へライブ配信するもので、昨年は中原中学校で実施され、計4校の約800人が参加しました。今年は麻生区の王禅寺中央中学校で実施され、計7校約1500人が参加いたしました。若い人の参加については理解できるのですが、これまで継続してきた「市民のつどい」が中止となったことは理解することができず、ただただ残念でなりません。
若い人と拉致問題の関係は学校教育にみることができます。日本人拉致問題は、主に小中学校の社会や高等学校の公民において指導が行われております。例えば、中学校の社会(歴史的分野)では、冷戦終結後も国際社会には日本人拉致問題などの主権や人権、平和など様々な課題が存在していることや、それらを解決するために様々な人々が努力を重ねておられることに気付くことができるようにすることとしており、高等学校の必履修科目「公共」においても同様に我が国がその解決に向けて努力していることについて理解を深めるとしております。
以上に鑑み、私は「市民のつどい」を中止にしたことに異議を唱える立場であります。若い人の参加あるなしでこれまでの取り組みを中止にする安易な結論の出し方はいかがなものでしょうか。学校教育も「カワサキ・ユース・ミーティング」も「市民のつどい」もすべて重要で必要な取り組みであり、特に「市民のつどい」はなくしてはなりません。「市民のつどい」が再び実施できることを願い、取り組みを進めて参ります。
松原しげふみ事務所
中原区新城5-2-3
TEL:044-751-8855
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12月13日