不休のパン作りに思いを込めて 柿生「ミツバチ」
東日本大震災の発生から5日目の16日水曜日。小田急線柿生駅の「ケーキとパンの店ミツバチ」では従業員らが休日返上でパン作りに追われていた。
停電の影響からか、区内はどの店も品薄状態。特にパンは棚に並んだ瞬間にすぐ売切れてしまうほど需要が集中している。同店を経営する松倉圭吾店長と従業員らはこうした状況を少しでも解消し、多くのパンを届けたいと定休日の営業に踏み切った。
物資の運搬も不安定なため、肝心な小麦粉の仕入れも危ぶまれたが、震災以来、予約が殺到。通常の10倍以上のニーズに何とか応えたいと在庫分の小麦粉と最低限の仕入れで約390個のパン作りに対応した。
作業は連日続き、営業日も時間を延長しての格闘が続いている。しばらくは自分たちの生活を省みずにパン作りに徹する日々が続きそうだ。松倉店長は話す。「自分たちの食料や生活用品を買い出しに行きたい気持ちもあるが、困っている人がいるなら材料がある限りパンを作り続けたい」。
同店でパンを購入した下麻生在住の男性は「スーパーを3軒ほど回ったがどこも売り切れだった。非常時に休みをなくして営業してもらっているのはすごくありがたい」と話した。
連日店に立つ女性従業員は「一日がすごく長く感じる」と苦笑したが、「それでもお客さんの喜ぶ顔が見られるなら」とほほえんだ。
松倉店長は「被災地の方々は自分たち以上に大変な状況。今後は店舗に義援金箱を設置するなど、地元から何ができるかを考えて行動していきたい」と話し、売上金の一部を義援金に充てることも決めている。
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