川崎国際生田緑地ゴルフ場(多摩区枡形7の1の10)に今月5日、新しいクラブハウスがオープンした。緑と調和した建物には一般市民が利用できるレストランが完成し、新たなアクセス路の整備も進んでいる。
同ゴルフ場は1952年に民間が開業し、川崎市に移管されて92年に公営ゴルフ場としてオープン。今年4月からは東急リゾートサービスと石勝エクステリアの2社による共同事業体が指定管理者として運営している。
今回完成した新クラブハウスは鉄筋コンクリート造で地上3階建て。生田緑地の景観と調和するようなグレーを基調としたデザインに仕上げた。屋上に太陽光パネルを設置して環境にも配慮。斜面に建設されているため、3階に出入り口のエントランスロビーやラウンジを設置した。2階はレストランやテラス席。1階にはホールへ繋がるロビーのほか、防災用備蓄倉庫を設けた。
80席を有するレストランはゴルフ場利用者以外の一般市民も利用できるほか、生田緑地へ行くためにクラブハウス内を通ることができ、エレベーターも利用できる。現在、岡本太郎美術館とつながるアクセス路を整備中で、車いすの利用を考慮して緩やかな勾配の構造にする計画。本格的な工事は始まっており、今年度内の完成をめざす。
1951年に建設された旧クラブハウスは、増改築によって当時の面影が喪失し、老朽化しているため、解体する予定。跡地は景観に即した利用を図る計画という。
4日に開かれた完成記念式典には阿部孝夫市長をはじめ、関係者や地元議員、市民らが参加。阿部市長は「クラブハウスとしての機能だけではなく、防災のための備蓄や生田緑地へのアクセス路もできるので楽しみにしてほしい」とあいさつした。
同ゴルフ場を運営する東急リゾートサービスの熊木栄一支配人は「新しいクラブハウスでプレイを楽しんでほしい。より良いサービスの提供を目指し、多くの人に来場してもらえるようにしたい」と話している。
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