川崎市立金程中学校吹奏楽部(部員58人)が8月30日に小田原市で開催された「第26回神奈川県マーチングコンテスト」に出場し、金賞を獲得した。これにより同部は10月に千葉県で行われる東関東大会に出場する。
マーチングは主に座って演奏する吹奏楽と異なり、隊列を組んでターンなどの動きを組み入れながら既定のスペース内を行進する、動きのある演奏が特徴。金程中吹奏楽部では5年ほど前から本格的に取り組むようになった。
一昨年、県のマーチングコンテストで金賞を獲得、東関東コンテストでは銀賞を受賞していたが、昨年は僅差で東関東への出場は叶わなかった。
2年ぶりの上位大会出場を目指した同部は今年7月の吹奏楽コンクールが終わった後にフォーメーションなどマーチングの練習を開始。30m×30mという規定スペースを想定した練習は同校グラウンドや体育館では難しく、稲城市の体育館や等々力アリーナなどを借りて本番に備えた。
顧問の渡邊寿子教諭は「吹奏楽コンクール以降の練習を見ていて、このままで大丈夫かなと不安もありましたが、OB、OGの意見などを取り入れながら3年生が自主的にミーティングを行って大会間際にやっとまとまりが出てきました」と振り返る。県コンテスト当日は練習時よりも良い動きで、入場から退場までの7分間をノーミスで演じきり、県内の中高12校が参加した部門で見事金賞を獲得。東関東大会への切符を手にした。
保護者の協力に感謝
同部の部員たちは数年前から保護者による手づくりの衣装でマーチングの舞台にあがっている。他にも校外の練習会場の手配や送迎など、保護者のサポートも大きい。渡邊教諭は「コンテストの時も熱い声援を送って貰って生徒への大きな後押しになっていました。3年生の結束力と集中力、そして何より保護者の支援は今回の金賞の大きな要因だと思っています。東関東大会は少しでも金賞に近づけるよう練習を重ねていきたい」と語っている。
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