新時代「令和」元年が始まった。1974年の小田急線新百合ヶ丘駅開設、82年の多摩区分区などを経て成長してきた麻生区。平成から新元号へと移る節目の時期に、将来を見据えたまちづくりが地域で活発化している。
今年1月、福田紀彦川崎市長と林文子横浜市長が会見を行い、「横浜市営地下鉄ブルーラインあざみ野(横浜市青葉区)―新百合ヶ丘」区間の延伸事業化を発表。2030年の開業を目指す同事業によって横浜市と川崎市、東京多摩地域の鉄道ネットワークが誕生する。
柿生駅周辺では昨年3月、市が「同駅周辺地区まちづくりビジョン」を策定。南口を走る道路の再整備や駅前の賑わい創出などを打ち出した。これと歩調を合わせる動きとして、駅南口ロータリーの拡張や商業施設を含む都市型住宅の建設計画も進められている。
区内ではここ数年、住宅地価の横ばい状態が続く。麻生区内の不動産業者は地下鉄延伸等が影響した状況の変化は少し先の話としながらも「将来に向けた整備が進み、暮らしやすさのメリットが大きくなれば周辺の土地から波及して麻生区内の評価も高まってくるのでは」と期待を寄せる。
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